世界の見え方

世界の見え方は人それぞれに違うものです。世の中との距離感、見出だしてきた価値、何を素晴らしいと思って何に怒りを感じてきたのか。答えは写真という結果に含まれます。本来なら、自分の目線や世間との関わり方をそのまま写真にしたらいいわけです。

また、カメラは現実に在るものだけしか写せません。では肉眼には見えない世界は嘘でしょうか。f値の明るいレンズを装着してカメラを夜空に向ければ、目では捉えられない星々が写りこみます。ただ見えないだけで星はいつでも瞬いています。目では見えない世界を撮ろうともそこに想像を加えようとも、事実はどこまでも事実なのだと気づかされます。だからこそ写真は面白いのです。新しい事実がどこまでも広がっていくのですから。カメラは右にあるものを左に動かすこともできませんが、昨日とは違った世界に気づかせてくれます。世界と自分との狭間にカメラがあることの意味。歩きながら考えてみましょう。



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写真家 | 柏倉陽介公式サイト

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