写真のセレクト作業

最終更新: 2019年7月31日

後々まで大切に感じる写真があります。もう一度、過去の写真をさかのぼって眺めてみてください。その際、対外的に上手に撮れたと思う写真は外し、これは自分しか知らない光景だと感じる写真を中心に探します。その後、現在の現像知識で自分なりの世界観に現像します。そうしてセレクト&現像された写真が5枚、10枚、20枚と集まってくると撮影者独自の目線が浮き上がってきます。何に惹かれたのか、どんな光に目を留めているのか、距離感はどうか。様々なことがわかります。逆に、対外的に上手に撮れた写真のみを集めてみましょう。まあまあの秀作だけれど実は誰が撮ったのかわからない写真しかないという結果になるはずです。

過去の写真をさかのぼり、再セレクトする作業というのはとても大切です。時間が経過して興奮が冷め、静かな気持ちで眺めることができるからです。たった一枚でも見つけられたら良いと思います。その一枚さえ掴むことができれば、被写体との距離感、使用するレンズ、自分なりの露出やf値など、常につきまとってきた迷いから解放されます。その後に起こることがあります。これから撮るべき写真がわかり、自分だけが知る被写体に気づきやすくなる。それをどう撮れば良いのか瞬時に判断できるようになります。過去写真のセレクトには、これから撮る世界のヒントが隠されているのです。




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 © 2023 by Yosuke Kashiwakura

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