写真集発売のお知らせ

この度、長年撮りためていた屋久島の風景写真をもとに「倒木〜屋久島 ときの狭間に立ちて〜」と題した写真集を発行することとなりました。正式発売は8月11日(山の日)になりますが、7月25日から先行発売として100冊限定でサイン付き写真集プラス特典(5枚のポストカード)を販売いたします。ご予約開始は4月10日から開始されます。先着100名様限定になりますので、お早めのご予約をお願い申し上げます。

*特典のサインには「〜様へ」とご注文された方のお名前を記入させていただきます。

*以下、写真集の概略のようなもの(後書きから抜粋)

空から降ってきた雨は山肌や谷を沿って海に流れ落ちてゆきます。ただそれだけのことで、その間(あいだ)にはたくさんの命が生まれます。例外なく、人間もそこにある多くの命の恩恵を受けて生きてこれたのですから、間に生きる存在の一つに数えられるでしょう。とりわけ私の目をひいたのは、森の中でひっそりと生き続ける巨樹でした。通称「屋久杉」と呼ばれるその樹は、樹齢1000年以上の杉を指します。本州の杉の寿命は五百年ですから、少なくとも倍以上は生きていることになります。中には樹齢三千年を超える杉もあります。森では巨木の残骸も至るところに転がっています。いつからそこにあるのか正確には誰にもわかりません。

〜中略〜

屋久島の森を歩き、静けさをまとった倒木を眺めていると、私の内にある激しい感情が行き場をなくし消えていくようでした。わき起こる怒りや留まり続ける悲しみといった感情は人の短い寿命からくる気がしてなりません。森の中には数千年前に生きた命があり、また数千年後まで生きる命が同時に存在しています。それらの倒木はときに赤ん坊を抱く祖父母のように見えてきます。悠久の中に立っていると、人もまた同じように生死を繰り返してきたのではないかと思えるのです。大切な命を次世代につなげるとは使い古された表現かもしれません。しかし、この森ではそれがシンプルな答えです。誰もが悠久の狭間に一瞬だけ生きているとするなら、個の想いや存在を繋ぎ続けることこそ生きる意味になり得るのかもしれません。

出版名:柏倉陽介写真集『倒木』屋久島 ときの狭間に立ちて(冬青社)

サイズ:天地 290㎜ 左右290㎜

ページ数:72ページ

印刷部数:1000部

価格:6.600円(税込み価格)+配送料

出版社:冬青社

冬青社からの​正式発売日は2020年8月11日(山の日)を予定しています。全国の書店にも置かれますので、こちらもぜひよろしくお願いいたします。

ご予約をご希望の方は以下のフォームよりお申し込みください。こちらから指定の銀行口座をお知らせします。お振り込みの確認後、製本された段階で写真集の発送作業を開始いたします。

 © 2023 by Yosuke Kashiwakura

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